避難

こんにちは!
電話秘書のアリスです。

ちょうど一ヶ月前の台風で、はじめて避難をしました。

川沿いに近い住宅街なのですが、川の氾濫がひどいため、
避難勧告が出されました。

午前10時頃から区の放送や通知で、
13時頃暴風雨が強くなるので、
ひどくなり移動できなくなる前に避難をと言っていました。

はじめは、避難しなくていいやと思っていました。
ですが、時間がたつにつれ、放送や通知が繰り返し続き、
思っているより全国的にひどいことになっている。
私の家がマンションの一階で、
水が流れてきたらどうすることもできないし、
万が一の場合一人でいるより安心だと思い、避難を決めました。

思いつくものをリュックにつめ、
避難場所をネットや地図で確認して家を出て、
歩けるかどうか、外に何度も様子をみにいきました。

家からは近いのですが、
普段使っている駅ではないエリアの小学校だったので、
「こんなに歩いたっけ…」と若干不安になりました。
途中、信号待ちで雨宿りしながら実家に電話しておきました。

傘が何度も持っていかれそうになり、
びしょ濡れで小学校にたどり着きました。
門を探してぐるっと周りを歩きましたが、
どこも閉まってる…またまた不安になりました。
とりあえず場所は合ってるはずだからと、
歩き続け、三つ目の門が少し開いていて、
そこが受付の入口だとわかりました。
傘を閉じ、体をふいて、受付を済ませました。
説明を受け、体育館に通されました。
ひとり一畳弱ほどのスペースを頂きました。
毛布も備え付けてありました。
13時30分頃着きましたが、家族連れもいる中、
同じくひとりで来ている方もまわりに多くいて少し安心できました。
トイレで濡れた服を着替え、
荷物を隅に寄せて乾かしましたが乾きませんでした。
特に何もすることもないので、
スマホは充電を持たせるために機内モードにし、
ほぼ横になり、体を休めていました。
ですが出入口の通路になっているので、
横になると皆がそばを歩くので頭に響きました。
17時以降、暗くなってから避難の人がどんどん押し寄せ、
廊下に長蛇の列が出来始めました。
18時頃、校内放送がなり、
「この小学校では場所がこれ以上確保出来ませんので、
まだ入れていない人はいまから隣の小学校に移動します」といった内容でした。
皆かなりの暴風雨のなかやっとたどり着いただろうに、
暗くなっているし更に移動は大変だと感じました。

20時30分すぎ、もう皆寝る準備に入り始めた頃です。
横になったとき、ぴちゃっと水がたれてきました。
誰かが通ったんだろうと思っていると、悲鳴が。

なんと体育館の天井から雨漏りして、
一部水や埃や虫が降ってきました。
すぐ荷物をまとめ、
「ああ、場所がないだろうから移動かな」と思いました。

雨漏り被害にあったのは数人だったので、
急遽三階の廊下に小さいスペースを用意してくれ、
そこで一晩過ごしました。
24時頃雨がやみ、だんだん皆帰宅していきました。
私は明るくなってから帰宅し、自宅の無事を確認出来ました。

今回、避難の大事さを学びました。
何かあってからでは遅いので、
はやめの行動を心がけようと感じました。

★電話秘書のアリスでした★