「ストレス社会」という表現が世の中に浸透して久しいですが、今まさにストレスがたまっているという方も多いのではないでしょうか?
今の時代は本当に誰も彼も必要以上にストレスを抱えていますし、目に見えないストレスからこそ知らず知らずのうちにキャパオーバーになっていることもあります。
ストレスは確実に心身へと影響を及ぼすものです。
こまめに発散させ解消することも大切なのですが、そもそもストレスをため込まないようにすることも同じくらい大切です。
ここでは、ストレスを溜めない5つの方法と習慣をご紹介していきたいと思います。
・こだわりを捨てる
こだわりというとレストランなどでの「シェフのこだわりプレート」といったものを思い浮かべる方もいるかもしれません。
ただ、実はこういったこだわりによってストレスを発生させていることもあります。
「こうじゃなきゃいけない!」と思っていることはありませんか?
「ダイエットをして痩せなければいけない」「流行りは知っておかなければいけない」「おしゃれに見える部屋にしなければいけない」……こういったことはすべてこだわりです。
病気をリスクを高めるほどの肥満でない限りはダイエットの必要もありませんし、流行りだって知らなくてもそう困りません。
これからの時代はおしゃれに見える部屋よりも機能的で清潔な状態を保てる部屋のほうがいいかもしれません。
こだわりを捨てていくと、それだけでかなりのストレスから解放されるはずです。
自分自身へのこだわり、ものへのこだわり、人へのこだわり……自分の中にどのようなこだわりがあるのかを改めて考えて、そのこだわりとはサヨナラしていきましょう。
・音楽を生活に取り入れる
音楽を聞いてストレスを解消させているという方も多いでしょうが、音楽を生活に取り入れることは実際にとても効果的です。
いろいろな音楽がありますが、ストレスをためないということを考えるとやはり優しい音楽がいいです。
人の声が入っているものであれば綺麗な言葉を使っている優しい曲がいいでしょうし、人の声の入らないクラシック音楽などでもいいでしょう。
自然の中の音を聞かせてくれるものやヒーリングミュージックというのもおすすめです。
優しい音を聞いていると、それだけで心も休まりますし、体もリラックスできます。
・呼吸に意識を向ける
毎日を時間に追われるように過ごしているという方も多いでしょうが、その中で自分の呼吸に意識を向ける機会はあまりないかと思います。
深呼吸をするだけでも気持ちが落ち着くといった話はよく見聞きしますし、実際に経験している方も多いでしょう。
深呼吸も含めて、自分の呼吸に意識を向けるということも大切です。
ストレスがたまってくると呼吸が浅くなる方が多いため、深く呼吸することを意識してみてください。
しっかりと息を吸って吐くという当たり前のことをするだけで、心身の状態は違ってきます。
・食生活を見直す
意外に思われる方もいるかもしれませんが、ストレスをためないためには食生活の見直しも効果的です。
というのも、普段口にするものによって心身の状態が左右されるからです。
特に、カフェインや糖分の摂り過ぎはストレスレベルを上げる原因になるとも言われています。
カフェインや糖分に限らず、普段口にしているものから体が作られているということを考えればさまざまな選択肢の中で何を口にしていくか吟味することの大切さに気付くはずです。
遺伝子組み換えでないもの、農薬を使っていないもの、ホルモン剤や抗生剤を使っていないもの、添加物が使われていないもの……こういった安心安全なものの中で、栄養バランスのとれた食生活を実践していくようにしましょう。
毎日働きっぱなしの内臓を休めることも大切なので、時々断食などを取り入れるのもいいかと思います。
・体を動かす
ストレスをため込んでいる方ほどあまり体を動かしていないのではないでしょうか?
特に今は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、ますます体を動かす機会が減ってきています。
日頃あまり体を動かしていないという方にしてみると、体を動かすこと自体がストレスになってしまうように感じられるかもしれません。
ただ、実際にはその逆で体を動かすことによってストレスというのは軽減されていきます。
ラジオ体操、ヨガ、ストレッチ、ウォーキングなどとにかく簡単で軽い運動から始めてみてください。
実際に体を動かすまでは面倒でも、体を動かしてしまうと意外に心身がスッキリとしているものです。
もともと適度な運動というのは健康に必要なものなのですから、習慣化させておくに越したことはありません。