今の時代はとにかくもので溢れています。まさに大量生産大量消費の時代です。
ただ、そういった中でモノを持たない生活スタイルに注目が集まるようになりました。
いわゆるミニマリストです。
ものに囲まれた生活をしている方であればあるほど、モノを持たない生活というのは考えられないかもしれません。
しかしながら、今の時代だからこそモノを持たないことによって幸せになれる部分もあるのです。
今回は、幸せになるミニマリストの買い物の仕方についてご紹介していきたいと思います。
・本当に必要なモノなのかを考える
買い物をするときに「安いから買っておこう」「可愛いから買っておこう」と本当に必要なモノかどうかを考えずに買ってしまうということはありませんか?
こういった買い物の仕方を繰り返していると、家の中が必要のないもので溢れていきます。
買い物をするときにはそれが本当に必要なものなのかを考えるようにしましょう。
買ったとしても使わない可能性があるならそれは必要なモノとは言えませんし、もしかしたら今家にあるもので代わりになるものかもしれません。
シンプルなことではありますが、買ってしまう前に一度立ち止まって考えるということはとても大切なのです。
もともと人間にとって最低限必要となってくるのは、衣食住と医療です。逆に言えば、これら以外の部分はいくらでもそぎ落としていくことができます。
そうやってシンプルなところにたどり着くのがミニマリストという生き方なのです。
・労働の対価として考えてみる
「これを買うために頑張って働く!」と考える方は少なくありません。
もちろん、それで働く上でのモチベーションが保てるのであれば悪いことではないでしょう。
ただ、せっかくならもうひとつの視点でも考えていきたいところです。それは「これだけ働いたとして、その対価に見合うものなのか」という見方です。
例えば、1日頑張って働いて5,000円を稼いだとします。
その5,000円でちょっとお高めのスイーツの詰め合わせを買ったとしたらどうでしょうか?
1日頑張って働いて、スイーツの詰め合わせを得ると考えたときに「もったいない」「割に合わない」と感じるのであれば、それは買うべきものではないということです。
買おうと考えているものを労働の対価として考えると、購入するものも自然と吟味できるようになるはずです。
・判断力が鈍っているときに買わない
今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で以前のように外での買い物はあまり楽しめなくなりましたが、外での買い物だと疲れたときに余計なものを買ってしまうという方はやはり多いようです。
疲れているときというのは、判断力も鈍ってしまいます。判断力が鈍ってしまうからこそ、疲れているときには余計なものを買ってしまうのです。
1日休んで疲れがとれたら、「えっ、なんでこんなに買っちゃったの?」と自分で驚くこともあるでしょう。
疲れたときはもちろんなのですが、大きなショックを受けて呆然としているときや気持ちが“セカセカ”と焦っているときなど正常な判断ができないときには買い物をすべきではありません。
判断力が鈍っているときには買わないようにするということも大切なのです。
・何かを買ったら何かを手放す
ミニマリストの方の中には、一つのモノを買ったら家にある一つのモノを手放す、一つのモノを買ったら家の中にある二つのモノを手放すといったことを実践している方も多いです。
シンプルなことではありますが、新しいものを入れて古いものを出すということを繰り返すことによってものが増えていくのを防ぐことができます。
同じように何かを買うときには、その分、家にある何かを手放すようにしましょう。これはものが今以上に増えることを防ぐだけではなく、購入するときに吟味することにもつながってきます。
例えば、「電子レンジがほしい!」と思ったとします。
電子レンジを購入する代わりに何かを手放さなければいけないとなってくると、家の中で電子レンジの代わりになるものがないかを考えますし、家の中にあるモノの中から必要のないモノを探すようになります。
もしかしたら「電子レンジがなくてもフライパンで温められるからいいや」と電子レンジの購入をやめておくことになるかもしれませんし、「使ってない美顔器があったからこれを処分して、その代わりに電子レンジを買おう」と決断できるかもしれません。
買うにしても買わないにしても、どちらにしても本当に必要なものだけが家にある状態を維持することができます。
本当に必要なものだけに囲まれたシンプルな生活を実践することで、自然と心が豊かになっていくはずです。