固定電話と携帯電話

電話について色々と思い出してみますと、
昔、電話は家庭に固定電話があり、そこで家族全ての電話を受けることが当たり前でした。
昭和50年くらいで、だいたいの家庭に電話がやってきたことになります。

ダイヤル式の黒いものが一般的(今ではかなりレトロ)で、
ピッポッパのプッシュ式ではなくジージーとダイヤルを回すものでした。

そこから約40年経った今では、固定電話よりも個々のポケットに入る
携帯電話が電話と言う地位に立っているような気がします。
そして、電話をする場所は家庭ではなく個人という時代になってきました。

固定電話から携帯電話へ変わる現象を固定電話時代から知っている人からしたら、
便利だな~と感じることが多いのではないでしょうか。

電話の機能は年々良くなっていきました。
携帯電話では当たり前の機能は、初期の固定電話にはないものばかりでした。
留守番機能も着信拒否も、番号表示も初期のダイヤル式の黒電話には無縁のものばかりです。

かかってくる電話については、無条件に出るか、出ないかだけの判断だけでした。
電話に余計なものをつける必要がなかったと言えば、それまでですが・・・。
単に遠く離れた方と会話ができると言うだけで満足していたとも言えます。
また、それほどのニーズがなかったとも捉えることもできますが・・・、
今の電話では考えられないほど本当にシンプルなものでした。
思い出すとちょっと懐かしい感じです。。。

留守番電話がもたらしたもの

今では携帯電話を手放せない人たちが多い現代ですが、
昔、留守番電話が出始めた頃、みんながやったことと言えば、
帰宅後すぐに留守番電話の録音テープを聞くことだったようです。

自分がいない間に連絡がなかったどうかの確認です。
携帯電話がある今では、帰宅するまで連絡ができないということはありませんが、
当時の電話事情はそんな感じだったんですね。
それでも、当時としてはかなり画期的なことでした。

留守番電話は、それまでの電話の概念を大きく変えたものでした。
というのも、自分が相手に電話をして不在だったら電話の機能としてはそれまでですが。
しかし、留守番電話があることで、そこに電話をしてきたことを告げることによって、
電話をした証拠が残ります。

電話をしましたということを告げるということは極めて画期的なことと同時に、
メッセージを残せることによって、間違いなく連絡がとれるツールに変わったのです。
今では何でもないことですが、当時にしてみれば、すごいことだったのです。

普通の家だけではなく、会社などにおいては、それで顧客を逃がさず、
ビジネスチャンスを生かせるようになったということにもなったのです。
ビジネスシーンにおいても留守番電話の有無が大きな影響を与えたと言えます。

キャッチホンのメリットデメリット

キャッチホンと言えば、携帯電話にもその機能はあります。
すでにご存知の通りたとえばAさんの電話をしながら、
Bさんの電話も同時に取れるというものです。

これで、相手に話し中のイライラをさせることなくなります。
実はキャッチホンは留守番電話よりもずっと早くできた機能なんですね。
ただ、すごく真剣な話をしている時のキャッチホンのサインは
ちょっとイライラとするものだったりします。

時として、いっそのこと話中の方が良かったかも?
と思うことも。(笑)
でも、こうした電話の機能が付くことは、当時としてはとても楽しいことでした。
少しの料金でキャッチホン、もちろん携帯電話ではおなじみの設定です。
それも自分で設定するというものです。

私個人としては、電話の途中で相手の方を違う電話で待たせてしまうことに
なんとなく少し違和感を感じてしまうのでキャッチホンは使わない派なんですが。
職種にもよると思いますが、皆さんはどちらでしょうか。